田舎で育った子供は入学した高校が人生を決める

 

田舎で育つ子供たちは、どの高校に行くかで将来は左右される。

なぜなら、人は周囲の影響を受ける生き物であるからだ。

 

その高校の卒業生多数が進学するならきっと進学を選ぶし、就職ならそうなるだろう。関東の田舎で私が、肌で感じてきた経験則に基づくものだ。

 

しかし、基本的に学校との往復で日々を過ごす中学生にはこのことの重要性を理解している人は少ない。

地方の閉ざされた世界にとって、所属する環境がすべてなのだ。

 

学生時代はことあるごとに、将来のことを考えなさいといわれる。しかし、閉ざされた世界で生きている人たちにとって、参考にできるようなモデルは少ない。

田舎のような閉ざされた世界では、横のつながりはあっても縦のつながりは薄いように思う。

 

そして、結局参考になるのは、両親。

私の両親は、2人とも高卒だ。そのため、中学生のときは、高校を卒業したら就職するのかな、と漠然に考えていた。進学率100%の高校にいるときでも、就職するのかなと思っていた。

 

私は進学したが、兄弟は高校卒業後、就職した。私はたまたま運が良かっただけで、兄弟のように高卒で就職する可能性はあった。

 

親の年収は子供の学歴に影響する。

ことのことを知ったのは大学生のときだが、自分の人生を振返って納得した。

 

年収の高い人には、大卒が多い。

大卒によって得られる恩恵を知っているからこそ、子供に対して進学が当たり前として認識されている。

 

年収の低い人は、大卒が少ない。

大学に通う恩恵を知らないので、進学するにも費用のかかるため、子供に積極的に進める親は少ない。

 

つまり、子供は親の人生の再生産。

同じ日本の中でも、別の世界を生きている。その世界が交わることは少ない。